お花見、こいのぼり、コンサート… 地域の声にこたえたイベントを開催【福島発】

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   被災地では、長期にわたる仮設住宅での生活によって体調不良やストレスを感じている方が多くいらっしゃいます。難民を助ける会のスタッフが福島県の須賀川市かみきた仮設住宅を訪問した際、自治会長から「何か皆の気が晴れるような、楽しいことはできないかしら?」という相談を受けました。そこで、「お花見」や「こいのぼり」といった季節の行事にちなんだイベントを実施することにしました。

お花見をしながらバスの車内で大合唱

「うれしいひなまつり」や「こいのぼり」など、みんなが知っている曲を歌いながら目的地に向かいます(福島県須賀川市、2012年4月22日)
「うれしいひなまつり」や「こいのぼり」など、みんなが知っている曲を歌いながら目的地に向かいます(福島県須賀川市、2012年4月22日)

   4月15日と22日には、福島県須賀川市の社会福祉協議会からバスを出していただき、市内の桜の名所を巡りながら、移動中のバスの車内では合唱を楽しむ「うたごえバスツアー」を行いました。須賀川市内の仮設住宅に暮らす方々が、15日に35名、22日に30名ご参加くださいました。車内にキーボードを設置し、子どもからお年寄りまで誰もが知っているような懐メロや童謡を、ピアニストの山崎明子さんの伴奏にあわせて合唱しました。


須賀川市街地では満開に近い桜を見ることができました(中央はピアニストの山崎明子さん。福島県須賀川市、2012年4月22日)
須賀川市街地では満開に近い桜を見ることができました(中央はピアニストの山崎明子さん。福島県須賀川市、2012年4月22日)

   例年よりも少し開花時期が遅かったため、桜を見ることができた場所は残念ながら少しだけ…でも、岩瀬牧場などの桜の名所を散策したり、福島空港公園でお弁当を食べたり、大いに楽しんでいただきました。バスツアーに参加された住民の方々からも社会福祉協議会の方からも、「これからも恒例の企画にしてほしい」と喜びの声をいただきました。

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