人気アイドルグループ「モーニング娘。」7代目リーダーの新垣里沙さん(23)の「卒業」にともない、2012年5月18日に日本武道館で行われたコンサートで、次期リーダーが指名された。5期生の新垣さんが卒業し、「最古参」となる6期生メンバーは2人。どちらが次期リーダーの座を手にするか、ファンの間では注目されていた。
数か月前の段階で、リーダーに「立候補」していた6期生の道重さゆみさん(22)が、8代目リーダーに就任することが正式に発表された。一方、道重さんの対抗馬だとみられていた、同じく6期生の田中れいなさん(22)は、過去に新垣さんと不仲だったことを告白。「円満になって見送れて良かった」と、劇的な和解を演出した。
先例ではリーダーは「年功序列」
道重さんは、12年2月14日のイベントで、
「リーダーになりたいです」
と猛アピール。だが、ファンの間からは、後輩メンバーを叱ることができない上、一部メンバーを「えこひいき」するなどリーダーとしての資質に欠ける面があるとして不安視する声も出ていた。一方の田中さんについては、後輩を叱責したことをブログでつづることもあり、「リーダーとしての自覚が芽生えたようだ」と受け止めるファンもいた。
だが、ステージ上で、プロデューサーの「つんく♂」さんが指名したのは道重さん。田中さんは道重さんより4か月ほど若く、年功序列でメンバーがリーダーに昇格していったというモーニング娘。の先例からすると、「順当」だと受け止められているようだ。
道重さんは、5月19日朝にブログを更新。新垣さんの存在が道重さんにとって大きかったことから、
「これからのことにきのうは不安感じてしまって、終演後は弱音吐いてしまったり、、」
と、コンサート後に弱気な部分を見せる一幕もあったという。それでも、
「でも、、いまは心を入れ替えました!リーダーがそんな弱気なグループってなんかかっこ悪いし(笑)だからもう弱音を吐くのはきのうでお終い~♪しっかりします!!!!!」
と、リーダーとしての自覚を新たにしていた。