4年半ぶりの女優復帰をしたはずの沢尻エリカさん(26)がわずか半年でまたまたの「休業」となった。2012年7月14日公開の主演映画「ヘルタースケルター」(蜷川実花監督)のPRにも参加していない。そのことを知った俳優の中尾彬さん(69)の一言がネットで喝采を浴びている。
中尾さんは、沢尻さんが問題ばかり起こしているとし、「使う方がおかしいんだよ!!!」と鬼のような形相で言い放った。
「役が抜けない?そんなバカな!絶対無い!!!」
沢尻さんが所属するエイベックス・マネジメントは、沢尻さんの体調が悪く医師から「一定期間の静養が必要」と診断されたと12年5月15日に発表。主演映画「ヘルタースケルター」のPRや舞台挨拶ができるかどうかは微妙だとした。
日刊スポーツ(12年5月15日付け)によれば、今回の映画はオールヌードや激しいセックスシーンに初挑戦しているが、沢尻さんは役柄にのめり込む憑依(ひょうい)型の女優であり、エキセントリックなヒロインの役にのめり込んだため気分が落ち、心身のバランスを崩した、などと説明した。
テレビ朝日系情報番組「やじうまテレビ!」の火曜日コメンテーターの中尾さんは番組で、この日刊スポーツの記事に対し
「役が抜けない?そんなバカな!絶対無い!!!」
と強く批判した。そして、沢尻さんが芸能界活動休業のきっかけになった07年9月の主演映画「クローズド・ノート」の舞台挨拶での一言
「別に!」
を口真似した。
朝日新聞の週刊誌「AERA」の浜田敬子副編集長もコメンテーターの1人で、実は先週に沢尻さんをPRする取材が組まれていたがドタキャンになったと明かした。代わりに今週の月曜日か火曜日に取材が可能とのことだったが、これも体調不良を理由にキャンセルされたと話した。
すると中尾さんは鬼のような形相になり、
「(沢尻さんを)使うほうがおかしいんだよ!だってさ、問題ばっかりおこしていたらさ」
とまくし立てた。
今回は「別に!」発言回避のために沢尻を隠した?
「AERA」の浜田さんが、「映画はいい仕上がりのに残念だ」と発言すると
「いい仕上がり?!そりゃぁそうですよ!いい仕上がりとはいいますよ!!」
などと終始苛立っていた。俳優業の先輩として、主演女優の一連の行動は腹に据えかねるものがあるようだ。
ネットの掲示板やブログを検索すると、今回の中尾さんの発言を支持する書き込みが多く出ている。
「中尾彬俄然ファンになったわ。やはりハッキリ物言う人がいないとさ!」
「当たり前のことを言うには彬クラスじゃないと言えないんだなぁと思った」
一方で、07年の時も主演女優を演じた後に心身のバランスを崩し「別に!」の発言が出てしまったわけだから、今回は大事を考え表舞台に出さないほうが得策だ、と考えている人もいる。
エイベックス・マネジメントに今後の沢尻さんのスケジュールなどを問い合わせてみたのだが
「担当者は外出中でいつ戻るかわからない」
ということだった。