総務省の2011年の家計調査(2人以上の世帯)によると、1世帯あたりの平均貯蓄額は前年比0.4%増の1664万円となり、2年連続で増えた。2012年5月15日に同省が発表した。
世帯主が60歳以上の世帯の約3分の1に、2500万円以上の貯蓄があったほか、60歳以上の世帯の貯蓄は、貯蓄全体の64.6%を占めている。
一方で、負債は5.5%減の462万円で、2年ぶりに減った。高齢者層の増加に伴い、住宅ローンを完済した世帯が増えたとみられる。
また、勤労者世帯だけをみると、貯蓄は0.9%減の1233万円。負債は4.7%減の647万円だった。