「KARA」パンチラ写真で激怒・訴訟も 日韓の文化の差?それとも別の意図?

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   NHK紅白歌合戦にも出演した韓国のアイドルグループ「KARA」のパンチラ写真を日本の雑誌が掲載、「悪意のある編集を施した」として、韓国の所属事務所がこの出版社を訴えることになったなどと複数の韓国のメディアが報じた。

   芸能事情に詳しい専門家によれば、日本ではパンチラなどのハプニング写真を掲載した出版社が訴えられた、という話は聞いたことがなく、今回の騒動は日本と韓国の文化の差か、もしくは何らかの別の意図があるのかもしれない、と分析している。

ク・ハラのスカートの中をクローズアップ

   「KARA」の所属事務所DSPメディアは公式報道資料を通じ、日本の雑誌「金のEX」に対し法的措置を取る準備を日本ユニバーサルミュージックと共に始めたと発表した。

   中央日報の日本語電子版2012年5月14日付によれば、「金のEX」12年5月号が「KARA」メンバーのク・ハラさんのスカートの中をクローズアップした写真を掲載し「フェロモンいっぱいの太もも」「完全エロショット」などと紹介。この写真が韓国のコミュニティーサイトで取り上げられるとネットユーザーから「あんな写真を載せてもいいのか」「これは告訴すべきだ」といった批判が噴出したと書いている。

   このニュースに対し日本国内のネットの掲示板やブログでは、「パンチラ写真を載せる雑誌は日本の恥」というものもあるが、「KARA」サイドに対する批判が多くなっている。まず、問題の写真だが、パンチラというほどスカートの中が見えていない。そして、「KARA」はお尻のダンスで有名なのに「何をいまさら?!」という思いだ。また、「KARA」サイドに日本人はパンチラで喜んでいると思われるのが嫌だというものもある。

   「金のEX」を出版している大洋図書に問い合わせてみたところ

「韓国で問題になっているのは当社の5月号のようです。パンチラ写真で訴えられたことは今までありませんし、なぜ4月に発売したものが今頃になって話題になるのか、不思議です」

と当惑しているようだった。

   「KARA」を担当している日本のユニバーサルシグマに訴訟になるのかどうか聞いてみたのだが

「担当者が外出中」

ということだった。

   芸能事情に詳しい専門家に話を聞くと、パンチラ写真を掲載して訴えられるのは「前代未聞」だという。

「KARA」は初めての単独日本ツアー中だった

   しかも、ク・ハラさんの写真は記者会見の時のもの。たくさんのメディアが撮影していて複数の雑誌に掲載されている。例えば芸能裏情報誌「エキサイター」の最新号12年6月号の最初のページにも1ページ全部を使って掲載されている。

   日本でパンチラ写真を掲載しても訴えられないのは、女性芸能人や有名人のイメージが低下することは少なく、むしろPRになるという意識が強い。仮にイメージが損なわれる写真であったとしても、「パンチラ程度であれば」大手出版社の有名雑誌や、テレビの番組でも取り上げることがあるため

「メディアとの関係を良好に保つため訴えるまでにはいきません」

と説明する。

   ではなぜ、「KARA」サイドは訴訟をほのめかせているのか。専門家によれば、日本と韓国の文化の差があり、韓国の一般雑誌などでは性を連想させるものはおおっぴらに出しにくい状況という。また、うがった見方として

「芸能界ではよくある話ですが、映画の公開や、コンサート、出版にあわせ、スキャンダルな話題を提供して注目を集める戦略があります。今回も何かありませんか?」

と語った。

   「KARA」は現在、初めての単独日本ツアー「KARA 1ST JAPAN TOUR 2012 『KARASIA』」を展開中で、5月16日には国立代々木競技場第一体育館でライブが行われる。

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