ミクシィに「身売り」報道 「日経ビジネス」今度は当たるか

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   大手SNSの中では「一人負け」が指摘されるミクシィの身売り話が唐突に報道され、様々な憶測が広がっている。身売り話を報じたのは、ビジネス誌「日経ビジネス」のウェブサイト。同サイトが、ここ1年ほどでIT関係の大きな独自ネタを報じるのは3度目だ。これまでは「1勝1敗」といったところだ。

   ミクシィは報道を否定しているものの、フェイスブック(Facebook)では、関係者とみられる人物が身売りを前提とした書き込みをしたとの指摘もあり、今後の動向が注目されている。

売却交渉への参加を打診と書く

ミクシィの笠原健治社長(07年2月撮影)。筆頭株主でもある
ミクシィの笠原健治社長(07年2月撮影)。筆頭株主でもある

   グリーや、「モバゲー」を運営するディー・エヌ・エーが、ソーシャルゲームの収益で急成長を遂げる一方、ミクシィは収益の大半を広告に依存するモデルから脱却できず、成長が鈍化。国内大手SNSでは「一人負け」が指摘されていた上、実名制のフェイスブックの国内展開が本格化し、さらに苦しい対応を迫られていた。

   日経ビジネスのサイト2012年5月15日未明に「ミクシィ、身売りを検討 突然の不自然な経営体制刷新」と題して掲載された記事は2300字以上に及び、

「社長の笠原健治氏が保有する約55%の株式について、売却に向けた交渉への参加を複数の企業に打診し始めた。近く行われる入札にはグリーやDeNA(ディー・エヌ・エー)といった競合他社などが参加する見通しだ」

と、笠原氏が株を手放したい意向を持っていることを指摘していた。

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