「この記事自体が観測気球に見える」
特番撮影の話がどこまで本当かは分からないが、紳助さんをめぐっては、以前も復帰説が出ている。4月下旬には「週刊大衆」に、毎年夏に放送される日本テレビの「24時間テレビ」の「24時間マラソン」のランナー候補として島田紳助さんの名前が挙がっている、という記事が掲載され話題になった。
ただ、もし仮に紳助さんが今復帰したとしても、視聴者が受け入れるかは微妙だ。「なんでも鑑定団」(テレビ東京)、「行列のできる法律相談所」(日本テレビ)など、紳助さんが司会を務めていた番組は、その後今田耕司さんや宮迫博之さんら後輩芸人に引き継がれたが、視聴率が大きく落ちることもなかった。
週刊誌などの記事には「島田紳助引退によって芸人の世代交代がうまくいった。もう過去の人」といった論調のものも多い。特番復帰が実現したら、一時的には話題になるかも知れないが、その後も以前のように活躍できるかというと難しいだろう。
今回の報道についても、ツイッターをはじめとしたネットでは「やっぱり紳助はTV界に必要な人間なんだよ」といったものも少数あったが、「本当だとしたら、こんなの絶対許しちゃダメだって!」「今さら紳助って言われてもネェ…」といった冷ややかな声が多い。「世間の反応を見て、大丈夫そうであれば本格復帰するシナリオ」「この記事自体が観測気球に見える」といった見方も寄せられていた。