「今すぐRT(リツイート)すればいいことが起きる」。そんななつぶやきがツイッター上に大量に出現、「気持ち悪い!」「迷惑だ!」などと悲鳴が上がっている。
つぶやきには可愛らしいネコや、アニメ風キャラクター、感動的な風景などの写真が付いていて、画像を見るだけで楽しい、などと好感をもたれていた。しかし、結局はRTしなければ不幸になると言いたいのだろう、とし「不幸のチェーンメールと同じ」と考える人が増えている。
ねずみ算式につぶやきを受け取る人が増えた
「いますぐRTすると、明日、最高の日になります」「RTすると幸せになれる画像」「今すぐRTすると一週間ぼちぼちいいことが起こる」などといったつぶやきが「ツイッター」で目立つようになったのは2012年2月頃から。この言葉を画像にしたものや、ハートの模様が付いているネコ、仲の良い父子、笑っているような犬といった楽しく感動的な写真を添付したつぶやきもある。
初めは「楽しい写真に元気付けられた」「不幸の手紙とは違って、いいことが起きる単純さが嬉しい」などと人気だった。ツイッター上のRTボタンを押すだけだから簡単で、しかも面白い画像だからフォロアーも喜ぶだろうと、ユーザーはせっせとボタンを押し紹介していたようだ。
ただし、RTボタンを押せば、登録された全フォロアーに報告が届き、さらにそのフォロアーがRTするわけだから、ねずみ算式にこのつぶやきを受け取る人が増えていくことになった。
初めて知ったユーザー達は面白がっているが、既に大量のRTを受け取ることになった人は「気持ち悪い」「迷惑だ」などと悲鳴を上げている。