「バトル会見動画」で注目を集めた女性記者が担当した番組の「編集」について、橋下徹大阪市長が、ツイッターで不満を述べた。
放送では、バトル会見映像も一部、紹介されたが、女性記者が質問する部分はほぼカットされており、放送を見る限り、「僕は頭のおかしい市長そのもの」に見えたと指摘した。橋下市長が、前触れもなく一方的に怒っているような印象を与えた、というわけだ。
「テレビは怖いね」
「バトル会見」の女性記者が担当したのは、MBS(毎日放送、大阪市)の「VOICE(ヴォイス)」。2012年5月11日夕、関西圏で放送された。「学校式典の国歌斉唱時、教員の口元チェック問題」がテーマの約14分弱の特集で、5月8日にあった「バトル会見」の橋下市長の回答部分も約1分30秒間、紹介した。
橋下市長は放送を受け、5月12日のツイッターで、ツイッター上の「読者」から、MBS番組で女性記者の質問部分が「(ほぼ)カットされている」ことなどを指摘する声が届くと、
「まったく。これがテレビの編集なんです」
と応じた。さらに、
「(略)番組見たらびっくりしたよ。記者とのやり取りは全部カットされて僕は頭のおかしい市長そのもの」
「まあ僕の頭も少しはおかしいのかもしれないけど、しかしテレビは怖いね。番組だけ見たら、なんでこんなテンションで答えてんの?となるもんね。YOUTUBEで皆が監視してくれたので、何で僕があんなテンションだったのか多少は伝わったと思う」
とつぶやいた。「バトル動画」についてネット上では、女性記者が「質問の前提の基本的事項」を尋ねる橋下市長の逆質問に答えないまま、同種の質問を繰り返そうとした、と指摘されており、女性記者の質問部分の映像(音声)ももっと紹介すべきだったと、言いたいようだ。