ビックカメラが同じ家電量販店のコジマを買収する方向で調整していることが、2012年5月11日にわかった。コジマが6月に実施する第三者割当増資を、ビックカメラが引き受けることでコジマ株の50%超を取得するもよう。
家電量販業界ではビックカメラは5位。コジマは6位で、買収が実現すれば連結売上高は1兆円規模となり、首位のヤマダ電機に次ぐ2位に浮上する。ただ、家電エコポイント制度の終了などに伴うテレビ販売の不振が大きく、家電製品市場は全体的に縮小傾向が続いている。
なお、ビックカメラは一連の報道について、「当社として公表したものではありません。今後、開示すべき事実を決定した場合には速やかにお知らせいたします」とのコメントを発表した。