3月の景気一致指数、2か月連続上昇

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   内閣府は、2012年3月の景気の現状を示す一致指数(CI、2005年=100、速報値)が96.5と前月比1.3ポイント上昇したと、5月9日に発表した。上昇は2か月連続だが、景気の基調判断は「改善」に据え置いた。

   3月の景気動向指数によると、一致指数の上昇は生産関連の指標が改善し、景気回復をけん引したことが要因。エコカー補助金の復活に伴う販売増を背景に自動車の生産と出荷が好調だったことや、被災地での復興需要を反映して有効求人倍率が改善、また橋梁や鉄鋼など投資財の出荷も伸びた。

   前年同月と比べている商業販売額も大震災で大幅に落ち込んだ反動が出て、プラスに寄与した。

   数か月後の先行きを示す先行指数は、前月比0.6ポイント上昇の96.6で、3か月連続のプラス。3月は東証株価指数が上昇するなど市況の改善が主因となった。

   景気に数か月遅れる遅行指数は0.5ポイント上昇の86.7と2か月連続で上昇した。法人税収入や家計の消費支出の増加が指数を押し上げた。

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