一睡もできない状況1か月以上続いた 岡村隆史 苦悩の「長期休養」振り返る

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「思いついたときにバッターボックスに立てばいい」

   かつては自分の番組は自分が頑張らないといけない、他の人が笑いをとったら、自分はそれ以上のことをしなければいけない、と思っていたといい、

「自分がなんか思いついたときにバッターボックス立てばいいって思えるようになった。常にバッターボックス立つんやなくていいって、やっと分かったんです」

と話している。休むことで、自分が一人ではないことに気付くことができた。こうして芸能界に戻って来られたことが凄く嬉しかったということだ。

   志村さんは「自分の役割を分かって、これが来たら絶対ちゃんとやれるっていうものをやればいいんだよ。そこで無理をする必要はない」とアドバイス。自身は昔から嫌なことはやらないようにしてきた。トーク番組もほとんど出ないようにしてきたといい「苦手なとこに出ていってそこで恥かいて自信をなくすよりは、自分の得意なことを磨いていくほうがいいんだよ」と岡村さんに語っていた。

   「サーカス」では、ナインティナインのマナージャーが当時のことを振り返っている。岡村さんは仕事に対してはとにかく真面目。レギュラーラジオ「オールナイトニッポン」(ニッポン放送)ではオンエアの2時間半前にスタジオに入り、リスナーからのハガキをチェックする。20年間休んだことも遅刻したこともないといい、長期休養で番組を初めて休むことになったときはかなり落胆していたという。

   復帰後も仕事へのストイックな姿勢は変わっていないが、「雰囲気が少し優しくなったかな」ということだ。

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