ナインティナインの岡村隆史さんが、雑誌の対談記事の中で休養前後のことについて語った。芸能界を辞めることも考えていたといい、かなり深刻な状況だったようだ。休養したことで、考え方がかなり変わったという。
2012年5月4日発売の月刊誌「サーカス」6月号(KKベストセラーズ)に、岡村さんと志村けんさんの対談記事が掲載された。「仕事で人に必要とされる条件」というテーマだ。
「なんで俺ばっか頑張らなあかんの?」と思っていた
岡村さんは2010年6月から11月にかけて休養。病院で療養生活を送り、「地獄を見た」というほど辛かったと以前語っていた。具体的にどのような病気だったのかは明かされていないが、精神的なものだと見られている。
今回の対談記事でも、岡村さんは休養前後のことを話している。元々真面目な性格だったが、昔は「自分で何でもできるんちゃうか」と「勘違い」していた。一人で舞台をやろうと思い、寝ないで台本を書き直しているうちに一睡もできなくなり、そういう状況が1か月以上も続いた。
周囲に対しても「なんで俺ばっか頑張らなあかんの?もっと周りも頑張ってくれよ!」と思い、周りが協力しようとしても「自分でやれますから」と拒否していたという。
休養に入ったときは「もうたぶん芸能界に戻られへんやろうなと思ってたんですよ。正直、もう辞めようと思ってました」。当時は、テレビでバラエティー番組も見ることもできなかった。しかし、自分のできないことが分かり、自分のできることをやろうと思った。「スベッたらスベッたでしょうがない」と考えられるようになったという。