「グリニッジ時間を求めるなど言語道断です」
それでも締め切りは守られなかったようで、先生は
「いいかげんにしなさい。午後 12:00 は『グリニッジ標準時』ではなく『日本標準時』です。これは常識以前の問題です。普段は日本時間で生活しているくせに、レポート提出時だけグリニッジ時間を求めるなど言語道断です」
と激怒。それでも、
「信じ難いことですが、『科学哲学第二』を受講する学生の過半数がグリニッジ標準時で生活していることが分かりました。夜型にも程があるとは思いますが、とりあえずレポートの提出は6/30 の午後 12:00 GMT まで待ちます」
と締め切りは再び延長され、レポートがなかなか集まらない様子が延々と描かれている。