2012年5月7日の東京株式市場でディーエヌエーとグリーが、値幅制限の下限(ストップ安)水準まで下げる売り気配となっている。
グリーは前週末比500円(23.2%)安の1651円で、ディーエヌエーも500円(20.1%)安の1990円で寄り付いた。グリーは年初来安値も更新した。
連休中に「コンプリートガチャ」の課金に対して、消費者庁が景品表示法に抵触する可能性があるとして業界に周知する方針を固めたと伝わったことが影響したようだ。
「コンプリートガチャ」はアイテムを購入して揃えると、別の希少なアイテムを獲得できるが、それにより高額な料金を請求されたとの相談が消費者庁などに寄せられていた。ソーシャルゲームの課金収入の柱であるため、規制強化で収益への悪影響が懸念されている。