AKB指原莉乃さんのソロデビューシングルのうち、バージョン違いとして発売された約1万2000枚がオリコンランキングに反映されないことが発覚した。レコード会社のミスが原因だといい、指原さんも落胆している。
指原さんの公式サイトに2012年5月3日掲載された文章によると、2日発売のデビューシングル「それでも好きだよ」4バージョンのうち、「劇場盤」約1万2000枚は、オリコンランキングに反映されない。
指原ショック「ここまであれだと笑ってしまう」
オリコンでは「シングルは4楽曲まで」という規定があるが、劇場版には表題曲を含む計5楽曲を収録。「カバー曲の『Yeah!めっちゃホリデイ』はボーナストラック扱いとして曲数カウントされず、ランキング換算対象になる」と誤認していたため、このような事態になったという。
「私どものミスによりこのような形となり、ファンの皆様には申し訳ない気持ちで一杯でございます。『指原莉乃を1位に』と応援頂いている皆様のお気持ちにお応えすべく、引き続き私どもとしましては誠心誠意、頑張らせて頂く所存でございます」
と詫びた。
今回のソロシングルは、AKB公式ライバルという設定の乃木坂46のセカンドシングル「おいでシャンプー」と同日発売。「同門対決」として話題を呼び、指原さんも気合いを入れていた。それだけにショックは大きかったようで、3日夕方、グーグルプラスに「なんともびっくりな出来事が。何にもやる気がなくなった。ここまであれだと笑ってしまう」と投稿した。
秋元康「指原らしい展開だ」
その後4日未明に「最初その話を、マネージャーからきいた時は嘘でしょ?そんなことってあるの?と思いました」と改めて説明。レコード会社エイベックスの担当者から直接説明を聞き、「ああだれも悪くない、しょうがない話なんだと気づきました」と書いている。
同門対決1日目、5月1日付けのオリコンデイリーランキングでは、乃木坂が売上約11.1万枚で1位。指原さんは約5.7万枚で2位だった。2日目の5月2日付けランキングでは、乃木坂約2.2万枚、指原さんが約3万枚で逆転。累計ではまだ5万枚近く水をあけられているが、指原さんの今後の伸びが注目される。接戦も予想され、今回問題となった「約1万2000枚」は、決して小さくない数字のようだ。
総合プロデューサーの秋元康氏は3日深夜、グーグルプラスに「指原が号泣していると言うので話を聞きに行った。…………そりゃあ、泣くわな。う~ん、『次、頑張ろう!』としか言えなかった。……指原らしい展開だ」と投稿。話をしたら指原さんも元気を取り戻したといい「ファンのみなさん、心配しないで。さしこは泣きながら、うにスパゲティーを食べていました」と報告している。