病気療養中の俳優、地井武男さん(69)が、出演番組「ちい散歩」(テレビ朝日系)の最終回で、直筆のメッセージを寄せた。
「突然病に倒れ、私自身もびっくり致しました」「あっという間の6年でした」などと書かれた手紙がテレビ画面に映し出され、女性の声で読み上げられた。ネット上では、「地井さん、早く元気になってね」といった激励も寄せられていた。
「あっという間の6年でした」
最終回は2012年5月4日、放送された。「ちい散歩」は、地井さんが東京都近郊を散歩しながら地域の人たちと触れ合う内容で、06年に始まった人気番組だった。
地井さんは2012年1月、緊急入院した。心臓の疾患のためで、現在は退院して療養を続けている。療養が長引く見込みとなったため、番組終了が決まり、4月には後継番組も発表されていた。
5月4日の最終回では、これまでの放送の総集編が流れ、最後に地井さんの直筆メッセージが公開された。力強い印象を与える筆跡だ。
「突然病に倒れ、私自身もびっくり致しました」 「お会いしたみなさんのことや、その街の様子が大変いとおしく、そして少々心痛む想いで…懐かしく感じられます」「あっという間の6年でした。ありがとうございました」
と感謝の気持ちを伝え、後継の新番組についても紹介し、「ご覧頂きますようお願い申し上げます」と触れている。
ネットのツイッターなどでは、「最終回に涙」「地井さん、早く元気になってね」「最終回。たまたまみたけど切ないな」
といった声が寄せられていた。
後継番組は、加山雄三さん(75)の「若大将のゆうゆう散歩」で、5月7日から始まる。