バス事故運転手「日本語に支障」 それでもなぜ大型免許取れたのか

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   7人の死者が出た高速ツアーバス事故で、逮捕された元中国籍の河野化山(かざん)容疑者(43)が日本語を十分に理解できないことが分かった。なぜ免許を取れたのかなど、運転手としての資質に疑問の声が出ている。

   河野化山容疑者は、報道によると、中国語の通訳を通して群馬県警の取り調べを受けている。日常会話はある程度できるが、難しい日本語は分からないからだという。

警察「日本語できないと難しいはず」

   バスの乗客からも、河野容疑者の車内アナウンスはあやふやだったとの証言が出ていた。

   河野容疑者は、中国残留孤児の家族ともいい、1993年12月に来日した。翌94年に日本国籍を取得し、バスの運転に必要な大型2種免許は09年7月に取得したと供述しているという。それ以来、バスの運転手として働いていたようだ。

   しかし、日本語に難があるにもかかわらず、なぜ免許が取れたのかと、ネット上で疑問がくすぶっている。

   河野容疑者が千葉市に住んでいると報じられたことから、千葉県警の千葉運転免許センターに取材した。担当者によると、千葉では、免許の学科試験は、日本語だけで行っており、日本語が十分にできないと取得は難しいという。大型2種を取るためには、普通免許など1種を取ってから3年以上経っていることが要件になる。

   しかも、2種は、旅客用免許のため、十分な日本語コミュニケーション能力が必須だとしている。いずれにせよ、かなりハードルは高いようだ。

   河野容疑者が免許を取ったときの状況について、免許センターでは「個人のことについては、お話しできないです」とした。また、群馬県警高速隊に取材すると、副隊長は「調べている途中ですので、詳しいことはまだ分かりません」と言うだけだった。

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