キリンビバレッジが発売した「メッツ コーラ」が売れに売れている。
食事の際に中性脂肪の吸収を抑え、上昇を緩やかにするとされる食物繊維「難消化性デキストリン」を配合した。その結果、特定保健用食品、「トクホ」として認定されたのが大きい。
コーラ系飲料に初めて「トクホ」が付いたという話題性もあって、2012年4月24日に発売されてから、わずか2日間に年間販売目標である100万ケースの5割を突破した。
2日で年間販売目標の5割を突破
滑り出しはまさに、絶好調。キリンビバレッジは、「発表会後には問い合わせなども多く、手応えを感じてはいましたが、ここまで売れるとは…」と、最近にはない売れ行きと驚きを隠さない。
キリンビバレッジの2012年のテーマは、「大人向けの清涼飲料」。そのため、新たな炭酸飲料の領域を創造する「キリンの泡」と、大人にうれしい健康成分を配合した「大人のキリンレモン」を出した。
「キリン メッツ コーラ」は、「大人向けの清涼飲料」の第3弾。
「コーラ」といえば、スッキリする爽快感が売りモノ。しかし、どちらかといえばカロリーや糖質も高め、さらにスナック菓子やハンバーガー、ピザなどといった脂分の多い食べ物との相性がいいため、ゴクゴク飲めて、おいしいけれど、我慢してきた人は少なくないはずだ。
糖類ゼロでありながら飲み応えのある味わいを実現し、さらに炭酸を強めにして、刺激と爽快感を味わえるようにした。さらに特定保健用食品、「トクホ」飲料に仕上げたことで、健康意識の高い大人に受け入れられているようだ。