子どもが見ることは少なくても…
CMが物議を醸した背景には、子どもが実際に見てしまうことがあったようだ。
そもそもキャンディーが子ども向けのお菓子であり、CMは、子ども向け番組の合間に流れてしまっていた。BPOへの意見には、「アニメを2歳の子どもと見ていたら、女の子同士が口移しでお菓子をリレーするというCMが流れ、とても不愉快な気分になった」「せめて子どもの目に触れぬよう、アニメの合間に流すことだけでもやめてもらいたい」といった声が寄せられていた。
苦情は、日本広告審査機構(JARO)にも殺到した。
ネット上での受け付けでは、1000件以上にも達したほどだ。これは、震災後に大量に流されたACジャパンのCMへの400件ほどより多い。「不衛生だ」「道徳的にいかがなものか」などと、BPOへと同様な意見だった。
その理由について、JAROでは、「子どもがマネしたら困るという家庭が多かったのでは」などとみる。ただ、学校などではやっているかどうかは承知していないとしている。CMの表示内容には、法的な問題はないとみられるため、特に見解をまとめることはないというが、意見の多さについてはスポンサーに伝えたと言っている。
めちゃイケについては、子どもが見てしまうことはCMほど多くはなかったかもしれない。しかし、苦情が相次いだCMの再現だけに、番組内容への疑問も出ている。ネット上では、「苦情来たやつのパロようやるなぁ」「これはアカン・・・」「悪影響wwwwww」などと書き込まれていた。
フジテレビの広報部によると、このシーンへの苦情は3件ほどだった。