イケメンJリーガー、わいせつ動画を「いいね!」 フェイスブックのワナにハマって晒される

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   フェイスブックの動画などの共有機能が、わいせつ動画サイトに悪用され、自分が見ようとした動画が知人に共有されてしまうケースが相次いでいる。有名人も決して例外ではなく、「イケメン」とも評されるJリーグ選手(27)も同様の被害に遭い、ネット上で騒ぎが広がった。

「少女と馬のセックス」動画が拡散

動画を再生しようとすると、「共有」と書かれたボタンが出現した
動画を再生しようとすると、「共有」と書かれたボタンが出現した

   フェイスブックの共有機能は、ウェブサイト上に設置された「いいね!」ボタンを押すと、フェイスブック上の他の利用者の画面には「●△さんがリンクについて『いいね!』と言っています」と表示される仕組みだ。だが、この機能が悪用される事例が続出している。わいせつ動画サイトに、利用者が気付かない形で「いいね!」ボタンの機能が仕込まれ、動画を見ようとしただけで、その動画へのリンクや動画のタイトルが知人に共有されてしまうのだ。

   今回被害にあったJリーガーも、まさにこのケースだ。2012年4月29日未明、選手のページに、動画を推薦するメッセージが表示され、騒ぎが広がった。メッセージには、動画のタイトルとリンクも含まれており、タイトルは

「少女が馬と痛そうなセックスをした後に死亡」

というもの。わいせつ動画の中でも特殊な種類のものだったため、さらに波紋が広がった。

動画には、すでに350万回以上「いいね!」

   だが、この動画のタイトルでフェイスブック内を検索すると、多くの人が動画を共有していることが分かる。つまり、多くの人が被害に遭っている形だ。

   なお、この動画のリンクにアクセスしようとすると、PCの環境によっては、セキュリティーソフトにブロックされる場合がある。ブロックされなかった場合、動画の再生ページにたどり付くが、すでに350万回以上「いいね!」がついている。だが、いざ動画を再生しようとすると、

「ビデオの再生を始めるには、もう一度動画を共有して、『再生』ボタンをクリックしてください」

というメッセージが、大きな「共有」ボタンとともに現れる。それでもメッセージを無視して再生ボタンを押そうとすると、

「再生にはビデオを共有しなければなりません」

と、高圧的ともとれるメッセージが表示される。利用者に動画を共有させようとする仕組みが、二重、三重に仕掛けられている模様だ。

   騒ぎの広がりを受け、被害に遭ったJリーガーは、5月1日午前、フェイスブックの自分のページを削除した。

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