50歳時点で一度も結婚したことがない「生涯未婚」という人が、男性で20.1%、女性で10.6%にのぼることがわかった。
東日本大震災の発生以来「絆婚」が増えたと言われ、芸能界では「年の差婚」も珍しくない。それでも結婚しない人の数が減らないのはなぜだろうか。
「いずれ結婚するつもり」は男女とも9割近く
2012年5月1日付の読売新聞によると、1980年の生涯未婚率は男性2.6%、女性4.5%で、今回の調査では男性が約8倍、女性が2倍以上に増えたことになる。年代別の未婚率は25~29歳で男性71.8%、女性60.3%。30~40歳は男性47.3%、女性34.5%。35~39歳は男性35.6%、女性23.1%だった。未婚者のうち「いずれ結婚するつもり」と答えたのは男性86.3%、女性89.4%と高い割合だった。
生涯未婚率は男女ともに90年頃から急上昇している。国立社会保障・人口問題研究所の「人口統計資料集(2010年版)」によると、90年には男性の生涯未婚率は6%に満たず、女性はおよそ4%であったことから、ここ20年で一気に増加していることがわかる。
なお、調査結果は政府が6月初めに閣議決定する2012年版「子ども・子育て白書」に盛り込まれるという。
この記事を受けて2ちゃんねるでは、
「結婚による嫁への機嫌取りや子育ての面倒くささ>>>>>>>孤独のさみしさ だから俺は一生独身でよい」「子供も作らないで結局離婚するより安上がりだし、被害も少ない」
と、結婚したくないと思っている人や、
「結婚するなら子どもがほしい。結婚するなら余裕のある生活がしたい。でも貧乏だから、とても上記の2項目を満たせそうにない。だから結婚できない。したいとかしたくないとか、そんな選択肢は俺にはない」
という、したくてもできない人の切実な書き込みが並んだ。
一方で、
「俺も生涯独身で行こうと思ってたが独身の人の葬式行って考え変わった」「社会インフラを維持する為に次世代を育成していくのは国民の義務だと思う」
と、やはり結婚すべきだという人の書き込みもあった。