東京外国為替市場は2012年5月1日に円高が進み、2月24日以来、約2か月ぶりに1ドル80円台を割り込んだ。午後には1ドル79円80~85銭をつけて推移している。
4月30日のニューヨーク外国為替市場で円相場は一時、1ドル79円79銭と、2か月ぶりに79円をつけた。米国経済の先行き不透明感で、安全資産の円が買われている。日本銀行が4月27日に追加の金融緩和策に踏み切ったが、「規模が小さく予測の範囲内」との見方が支配的。円高進行に歯止めがかかっていない。
円は対ユーロでも買われ、1ユーロ105円台で取引されている。