米IT大手の2012年1~3月期の決算がこのほど出そろい、iPad(アイパッド)の新機種を投入したアップルは好調だったが、マイクロソフトは開発費がかさみ減益となるなど、明暗が分かれた。
アップルの純利益は前年同期比94%増の116億ドル(約9250億円)で、1~3月期としては過去最高を記録。検索大手のグーグルも検索連動型の広告が好調で、売上高、純利益ともに四半期ベースでは過去最高となった。一方、マイクロソフトは業務用ソフト「オフィス」の売り上げは堅調だったものの、次世代基本ソフト(OS)「ウィンドウズ8」の開発費が利益を圧迫。純利益は2%減の51億ドル(約4070億円)だった。アマゾンは、タブレット型端末「キンドル」が好調で売上高が33%増の131億ドル(1兆450億円)だったが、やはり開発費がかさみ純利益は35%減の1億ドル(80億円)だった。