韓国紙「3版の影響力が一段と弱まっている」
日本の外務省は総会後に、
「日本海は国際的に確立した唯一の呼称であるとの確固たる原則の下で今後ともIHOの関連作業に建設的に関与していく考えです」
とのコメントを発表しているが、単独表記の維持は簡単なことではなさそうだ。
韓国大手紙の朝鮮日報では、第3版について「影響力が一段と弱まっている」と論評した上で、韓国政府当局者の、
「53年版が最新版として残っているが、あまり時宜にかなっていないと考え、これを基準にしない地図メーカーも多い」
との強気なコメントを紹介している。
それ以外にも、12年1月には、韓国系団体のロビー活動を受けた米バージニア州議会の議員が、州内の公立学校の教科書に「東海」を併記するように求める法案を委員会に提出。賛成7、反対8の、まさに「紙一重」で否決されるという出来事があったばかりだ。
今後、韓国側はロビー活動を強化するのは確実で、5年後の17年に開かれるIHOの総会が、日本にとっての正念場になりそうだ。