500人定員のミニライブに応募7000人の人気
中国のインターネット掲示板「百度」や中国版ツイッターの「新浪微博(ウェイボー)」では、環球時報の記事について「こんなニュース珍しいな」「アイドルは神秘的なイメージを維持するものだけど、AKBはファンとも気軽に話しているアイドルで不思議」「中国のエンターテインメントは庶民の生活にあまり影響がなかったから、SNH48はいい刺激になる」など好意的ととれる書き込みもあるが、「なんか怖い 指導者は何をしたいんだ?」と、政府に近いメディアの親日的報道をいぶかしむ声もあがっている。
ちなみに中国でもAKB48の人気は高い。11年11月にAKB48の公式グッズショップ「オフィシャルショップ上海」オープン記念の握手会を開催した時は、1000人のファンが詰め掛けた。12年2月には日中国交正常化40周年を記念し北京でミニライブを行った。このイベントには競争率14倍の抽選で選ばれた約500人のファンが参加した。また、主要メンバーはウェイボーのアカウントも取得しており、前田敦子さんには約6万人、大島優子さんには約5万4000人のフォロワーがいる。SNH48の誕生でさらにAKB熱が盛り上がるのか、AKB48に学んだアイドルグループが登場して人気を博すのか、中国のアイドル業界の動向に注目が集まる。