日本原子力発電の敦賀原発(福井県敦賀市)1、2号機の直下にある断層が、活断層である可能性が出てきた。経済産業省原子力安全・保安院が2012年4月24日、現地調査を行い、見解を示した。保安院は、日本原子力発電に再調査を指示した。
今回の調査で、「直下の断層」について、そばにある活断層の影響を受け、「比較的新しい時代」に動いた可能性が高いと指摘された。従来は、「直下の断層」に、地震の痕跡はないとされてきた。
活断層の上に原子炉を設置することは、国の耐震安全審査指針の手引き書で、「想定していない」と書かれており、再調査の結果次第では、立地場所としての適格性が問われる可能性もある。