自民小泉進次郎どこまでやるか 「郵政」「審議拒否」と相次ぎ「造反」

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姿勢が「謙虚だ」と自民党内で好評

   こうした姿勢が「謙虚だ」と自民党内で好評のようだ。

   週刊文春(4月26日号)は、テレビ中継が入り注目度が高い予算委員会で質問するチャンスが小泉議員に回ってくると、「私でいいんですか。先輩でやりたい人はいませんか」と必ず聞き、先輩議員に譲る姿勢を示すエピソードを紹介し、「当選回数、年齢が上の議員をしびれさせる」と指摘している。

   文春記事は、時事通信の田崎史郎解説委員が、定期的に小泉議員に会った際に交わした会話などを基にまとめたものだ。田崎氏もかつて、テレビ出演を小泉議員に打診したところ、「けんもほろろに断られた」そうだ。

   田崎氏は、自民党や政界が橋下徹大阪市長(42)の人気に圧倒され、「政治の病を治す『青い鳥』を橋下に求めているかのようだ」と指摘した上で、「青い鳥」は既成政党の中におり、「小泉進次郞はその有力な候補だ」と高い評価を下した。

   自民党青年局の中には、9月の党総裁選に小泉議員が立候補することを期待する声もある。とはいえ、小泉議員の相次ぐ「造反」が、党総裁選を意識した動きだと見るのは、まだ早そうだ。

   小泉議員は田崎氏に対し、「僕には経験に対する飢えがある」「焦ってもしょうがない」「経験を積まないと、説得力がない」と、自身の「経験不足」を強調している。

   31歳の誕生日を迎えた4月14日のブログには、「(政治の世界は)50代で若手と言われる世界です。そうなると31歳の私は…。まだまだですね」と書いた。小泉議員は2009年に初当選した1期生だ。

   父純一郎氏が党総裁・首相になったのは59歳、当選10期目のときだ。53歳と56歳のときの2回の総裁選落選を経ての就任だった。

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