実用化も期待できそう?
ゴーグルはパソコンに繋がれていて、カメラの映像はパソコンで処理され、その映像を見ることになる。映像はクッキーを拡大、縮小するが、クッキーを持つ手の大きさは変えない。
廣瀬教授によると、実際の量よりも多く見える工夫をすれば、少ない量で満腹感が得られるというのは定説になっているが、それを情報理工学の立場で実証したものだという。もともとダイエットに役立てようとの考えはなかったが、「ダイエットメガネ」の名前が認知され、期待の声も多く寄せられたこともあって、
「これからはクッキーという単体だけではなく、手の込んだ複雑な料理も画像処理できる技術も開発したい」
と抱負を語っている。実用化も期待できそうな雰囲気だ。