「首都機能のバックアップ」騒動 那須塩原市が候補地に名乗りあげて…

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「首都機能移転」構想の現状は休眠状態

   那須塩原市役所に話を聞いてみると、今回の発表は4月上旬に国土交通省が「バックアップ」構想の取りまめをしたのがきっかけ。そして、同市は国会誘致など過去にも積極的にアピールしていた、と強調した。12人のプロジェクトチームを4月26日にも立ち上げる予定だが、何ができるのかについてはこれから検討していくという。

   国土交通省はこうした記事を読んで頭を抱えている。「首都機能移転」と「首都機能のバックアップ」が混同されたためで、この2つは全く別なものだという。

「首都機能バックアップに機能の移転はありません。もし誘致合戦などに発展するとしたらとんでもないことです」

   「首都機能バックアップ」は限られた予算しかなく、現在あるものを有効に活用し、いかに災害時に首都機能の停止を防ぐかを検討しているものだと説明した。ちなみに、11年7月に廃止された首都機能移転企画課だが、仕事は国土政策局総合計画課が引き継いでいる。新たな動きがあるのかといえば、特にないそうだ。

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