日本航空(JAL)と全日空(ANA)は2012年4月20日、ゴールデンウィーク(4月27日~5月6日)期間中の予約状況を発表した。予約数ベースで見ると、国際線がJALは前年同期比24.0%増の22万3910人、ANAが同21.4%増の17万2391人。国内線はJALが同17.2%増の81万5528人で、ANAが同22.5%増の100万3737人だった。11年の連休は震災の影響で乗客数が激減したが、需要の戻りが裏付けられた形だ。
予約数を提供座席数で割った「予約率」は、国際線はJALが79.4%でANAが72.4%。国内線では、JALが60.8%でANAが53.9%と、いずれもJALが上回っている。リストラ策の一環として機材の小型化や不採算路線を廃止した効果が出たものとみられる。