島田紳助さん、週刊誌に「独占告白」 ネットは冷ややか、復帰否定

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   電撃引退会見から8か月も沈黙を続けていた島田紳助さん(56)が、週刊誌の取材に、ついに口を開いた。しかし、突然の告白については、様々な憶測が流れている。

   「なんや、コラ!」。週刊文春の記者が声をかけると、島田紳助さんはこう言ってにらみ返した。

芸能界復帰に「未練は全然ない」のか

   しかし、記者が「真実を知りたい」と説明すると、紳助さんは表情が変わり、決心したように口を開いたという。文春の2012年4月19日発売号では、紳助さんがそれから90分も話したとして、8ページもの大特集を組んでいる。

   記事によると、紳助さんは、長髪でヒゲを伸ばしており、以前と別人のように姿が変わっていた。紳助さんがいた場所は、「某所」とだけ書かれている。

   引退の理由については、紳助さんは、暴力団の交際だけでなく、違う理由があったと明かした。しかし、その理由について、「自分の中だけにしかない大きな思い」としか語っていない。

   そして、芸能界復帰の可能性については、「未練はぜんぜんない」と否定した。それは「自分の中で確定している」というのだ。芸能界ではもうやり尽くしてしまったことと、嫌われているなら戻る必要はないと考えているためだと説明した。

   ところが、この発言とは裏腹に、芸能界への未練を感じさせる言葉を漏らしてもいた。「謝罪して、そのまま仕事続けてもよかった」「今でも僕が『辞める』と言ったことに問題があったんかな、と思い悩むことがありますわ」「いつか『テレビに出れる人』にはして欲しい」…

   テレビに出たいのは、「犯罪者」のように見られているのがイヤだからだと言う。日テレ系「行列のできる法律相談所」のスタッフから声をかけられれば、1回だけなら出るかもしれないとした。今後については、「何も考えてない」といい、とりあえず様々な国へ海外旅行をしたいとしている。

   吉本興業の社長は、1月の会見で、紳助さんにカムバックしてほしいと明かしている。週刊誌への告白は、芸能界復帰の伏線とは考えられないのか。

「復帰決定」の情報が出ているが…

   吉本の内部事情に詳しい芸能関係者は、島田紳助さんの復帰話は、実際に進んでいると明かした。

「吉本からの情報ですと、復帰はすでに決まっているということですよ。吉本は、今年で創業100周年を迎え、それを記念する大きなイベントに紳助さんが出るとの話でした。紳助さんにメディアの取材を受けさせ、その健在ぶりをアピールしたい考えでしょうね」

   紳助さん本人も、芸能界に復帰したいと考えているという。

「お金もそこそこあり、確かにムリをして働かなくていいかもしれません。でも、本人は、いつでも周りに認知されていないと面白くないとのことでした」

   とはいえ、紳助さんは、辞める直前のお笑い芸人調査で、「嫌いな芸人」の1位に選ばれている。さらに、暴力団との関係でイメージが悪化しており、ヤフー・ニュースが2012年1月に行った意識調査では、吉本社長の復帰希望発言に、「共感できない」と答えた割合が92%にも達していた。

   さらに、この関係者によると、テレビ局が紳助さんの番組復帰に難色を示しているというのだ。「テレビ局側の反応は、冷たいらしいですよ。番組で復帰の案には、コンプライアンス上の問題が指摘されて、吉本の提案に『待った』がかけられていると聞いています」

   大阪市内で4月8日にあった100周年のイベントなどで、紳助さんがサプライズ出演するとも聞いていたというが、こうした影響もあってか、結局、姿を見せなかった。紳助さんが文春インタビューに出たのは、吉本側が世論の反応をみたいと考えたこともあるのではないか、と関係者はみている。

「吉本の社長は、紳助さんをかばっていますが、実は、復帰に反対する声もあって、社内が割れているんですよ。吉本は経営が苦しくなってることもありますしね。今後、紳助さんが出てくるかは、その動き次第の面があります」

   しかし、2ちゃんねるなどネット上では、文春の記事はそれほど話題にもなっておらず、ヤフーのコメントなどでも、紳助さんの復帰には冷ややかな声が多い。すでに「過去の人」となりつつあるようなのだ。

   前出の関係者も、「芸能界に復帰するのは実際には難しく、イベントや講演会をこなすのがせいぜいではないでしょうか」と指摘する。復帰決定の真相ははっきりとしないが、たとえ復帰するにしても時間がかかる可能性がありそうだ。

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