「面接の時間長くすればいいのに…」学生からも非難
就活中であることを表明している学生のFacebookページをいくつか見てみると、就活対策のためにやっているかは定かではないが、正面から撮影した笑顔の写真や、きれいに写っているプリクラ画像を使っている人が多い。書き込みの内容は友人と出かけたことを写真付きで報告するものや、企画したサークルのイベントなどの成果報告など、充実した生活ぶりをうかがわせるものが目立つ。友人の数も50人どころか100人を超えている人が少なくない。
しかしNHKの放送を見た人はツイッターで、「良い子ちゃんfacebook作成講座とか…学生さんも大変ね」「もっと自然体で就活すれば良いのに。マニュアル人間ばっかりだ」などと、Facebookまでも就活の材料にされてしまう学生への同情をつぶやいている。また、「プライベートエリアに見知らぬ人が土足で立ち入ってくる不快感。自分の部屋に知らない人が入ってきて、本棚やクローゼット、PCを見られるのと同じくらい気持ち悪い」「いいこと書いた『よそ行きの顔』見せる努力ばかりして、ますます本音が書けなくなるな」など、そうした就活のあり方を批判するツイートも見られる。
都内で就活中の女子学生の1人は、「学生のことを知りたいというなら、1人あたりの面接の時間を長くするなどの方法をとればいいのに。Facebookを利用されるのは嫌だ」と話していた。