カンボジア五輪委と良好な関係
ただしカンボジア国民の心情としては、「タイムの遅い日本人」ではなく「最高記録保持者のカンボジア人ランナー」を国の代表として送り出したいのは当然だ、とライリー記者は強調する。
「プノンペンポスト」4月17日付の記事では、猫さん側が「プノンペンハーフマラソン」の共同スポンサーを務めるなどしてNOCCとのパイプをつなげた点が取り上げられた。
ライリー記者は「現状を考えると、猫さん側によるNOCCへの資金面での支援がカンボジアのスポーツ界発展に寄与しているのは事実」と認める。実際に猫さんの五輪代表決定に影響を与えたかどうかは不明だが、ブンティン選手とは対照的にNOCCと良好な関係を築けたのは間違いなさそうだ。