アイドルに興味なかった「サブカル層」取り込む
ももクロがAKBを始めとした他のアイドルと違うのが、これまでアイドルに興味のなかった層を上手くファンに取り込んだ点だ。
個性的な楽曲もそうだが、ステージでの「いいかー!お前らー!私たちがももいろクローバーZだー!」といった煽りに代表される「プロレス的」な演出がサブカル層の支持を獲得。「ももクロはアイドルではなく『ももクロ』というジャンル」と主張するファンも多い。
また、タレントなどの「業界人」の中にもファンを公言する人が少なくなく、お笑いコンビ、南海キャンディーズの山里亮太さんも最近はメディアで、ももクロの話ばかりしている。
ただ、実際に更なるブレイクを果たすかというとまだまだ未知数だ。2011年ごろからたびたび人気バラエティ番組に出演しているが、毎回の様にメンバーが「変顔」を披露するなど、やや奇策に走りがちだ。楽曲も変拍子や転調が盛り込まれてやたら凝ってはいるものの、かなりコアな音作りのため、今のやり方で今後広い層に受けるかというとまだ疑問が残る。
とはいえAKBや韓流、ジャニーズばかりが売れる今の状況でのオリコン1位は快挙だ。百田さんのブログにはファンから「おめでとう!!!これからも頑張ってね」「ももくろちゃん大きくなったねぇ」といったメッセージが寄せられている。