「実際に社員として働く形になります」
一方で、就職先の会社にも、山本太郎さんを採用する思惑があるのでは、とネット上で憶測が出た。
主な見方は、太郎さんが「企業の広告塔」になったのではということだ。つまり、反原発のシンボルとしての知名度を生かし、「クリーンエネルギー」の宣伝に一役買ってもらうのが会社の狙いと見られているわけだ。実際、ソーラーリフォーム側のリリースには、入社式で、太郎さんのフォトセッションや囲み取材、名刺交換会などの予定が書かれている。
ソーラーリフォームPR事務局の会社では、広告塔との見方について、入社式の取材対応で説明するとだけ話した。太郎さんの就職動機についても、その中で説明があるという。正社員かなどの契約形態や報酬などについても、明かさなかった。
ただ、太郎さんを採用したのは、社長が太郎さんの活動に共感し、応援する代わりに働いてもらおうと考えたからだとした。名ばかりの社員になることについては否定し、「実際に社員として働く形になります」と説明している。
ネット上では、太郎さんが「クリーンエネルギー」をうたう会社に入ったことについて、「本当に胡散臭くなってきたな・・」と警戒する向きもある。一方で、「本当の信念をもつ人間って感じ」「利権やお金のために信念を曲げるよりは尊敬できる」といった声もあった。