往年の「名バイク」に復活望む声 一番人気はスズキ・カタナ

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2輪でも「復活モデル」は登場するのか

   スズキ・カタナは全盛の80年代には400ccや250ccのモデルも存在し、鋭いスタイルの機能美がスズキスポーツバイクの基本性能の高さと相まって人気を博した。ロングセラーモデルとなったカタナは2000年3月に「GSX1100Sカタナ」の最終生産モデルが1100台限定で発売され、約20年間の歴史に幕を下ろした。

   スズキは「1980年発表の試作車から基本デザインを変えず、機能面の改良を重ねながら生産を継続した。他に類を見ない斬新なデザインで根強いファンに支えられたロングセラーモデルだった」と振り返っている。

   4輪車の世界では、80年代に圧倒的な人気を起こった名車「トヨタカローラレビン/スプリンタートレノ」(AE86)の現代版が、トヨタとスバルのコラボレーションで復活。「トヨタ86」と「スバルBRZ」の姉妹車は、数カ月分の受注を抱えるなど、若者からシニアまで幅広いユーザーに支持され、予想を上回る人気ぶりを示している。「スポーツカー冬の時代」と言われる現代でも、アイデアと商品開発しだいでは、スポーツカーの需要を掘り起こせることが証明された。

   2輪車の世界では1978年にデビューし、改良を受けながら現在も生産が続く人気のロングセラー「ヤマハSR400」のような個性的なモデルが存在する。スズキ・カタナを始めとする往年のスポーツバイクの復活を望むライダーの声を、国内メーカーはどう受け止めているだろうか。

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