東京・千葉・埼玉で起きた連続不審死事件で、交際男性3人を殺害した罪などに問われている木嶋佳苗被告の裁判員裁判の判決で、さいたま地方裁判所は2012年4月13日、木嶋被告に対し死刑の判決を言い渡した。
判決によると木嶋被告は09年1月から8月にかけて、3人の男性を練炭自殺に見せかけて殺害するなどした。
大熊一之裁判長は詐欺などを含め起訴された10件すべてについて、「証明が十分だ」として木嶋被告の犯行と認定した。そのうえで「極めて重大で非情な殺人を3度も繰り返していて、3人もの尊い命を奪った結果は深刻で酌量の余地はない」と述べ、死刑を言い渡した。