MSがメール移行作業に失敗 札幌学院大7000人が一時メール使えず

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   数千人が使用している大学のメールサービスが、最大5日間にわたって使えなくなるという事態が起こっていたことが明らかになった。サービスを移行する際の手順に不手際があったのが原因だ。

   このサービスは、マイクロソフトが提供しているクラウドサービスで、他の多くの大学でも利用されているが、同社では「他の大学で同様の障害が起こる可能性はない」としている。

メール環境を「アウトルック ライブ」に移行

   トラブルが起こったのは、札幌学院大学(北海道江別市)のメールシステムで、学生や教職員約7000人が利用している。元々、同大学では、マイクロソフトが教育機関向けに提供しているホットメール(Hotmail)と呼ばれるメールシステムを利用していたが、マイクロソフトがこのサービスの提供を終了することになったため、メール環境を「アウトルック ライブ」(Outlook Live)に移行することになった。

   ところが、データの移行をする際、札幌学院大学の環境では、旧システムで読んでいたメールを新システムで読んだ場合、文字化けが発生することが判明。このため、大学とマイクロソフトとの協議の結果、(1)新システムに作成されていた未使用のアカウントを一度削除(2)再度、新システムにアカウントを作成(3)旧システムから新システムにデータをコピー、という手順をとることになった。

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