NMB研究生「努力しても報われない」と卒業 秋元康氏「人のせいにしなさい」とアドバイス

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   脱退や謹慎など、何かとトラブルの多いNMB48から研究生が「卒業」することが発表された。グーグルプラスには、「努力しても報われない」といったようなことを投稿しており、プロデューサーの秋元康氏も巻き込んで話題となっている。

   2012年4月9日の公演で、研究生の原みづきさん(14)が卒業することを発表した。まだ卒業日は決まっていない。10日のブログでは、今後は中学3年の受験生として、勉強に励むとしている。

正規メンバーになれず「レッスンするのも嫌になった」

ファンから「頑張ってください」といったメッセージが大量に寄せられている。
ファンから「頑張ってください」といったメッセージが大量に寄せられている。

   原さんはNMBスターティングメンバー候補の第1期研究生として2010年から在籍。研究生ということもあり、本来なら卒業もそれほど話題にならないが、その後、グーグルプラスに投稿された内容が興味深いものだった。

   2012年4月11日未明に書き込まれたもので、2011年3月、研究生の中からチームNが結成されたとき、自分は選ばれず「みんなでいっぱい泣いたな」と振り返る。

   スタッフの「チームは変わる可能性がある」という言葉を信じて頑張っていたが、その後も自分だけ公演に出られず「レッスンするのも嫌になった事を覚えています」。公演に出ても、謹慎になったメンバーが戻って来ると自分は出られなくなってしまい、悔しかったという。

   そして、「研究生って頑張れば上にあがれるって言われたから皆頑張ってきたよな でも結局あがれたんは5人だけ」。自分も含め、昇格できなかったメンバーもレッスンや学校と頑張っていたといい、「努力は必ず報われるって憧れてる高橋さんが言ってたけど みづきはそうは思ってません ここで考えたのが『卒業』でした」と書いた。

「僕の目は節穴です。 いや、みんな節穴なんです」

   「努力は~」というのは、AKB高橋みなみさんの言葉で、正確には「努力は必ず報われると私はこの人生をもって証明します」。高橋さんはAKBの精神的支柱と言われており、この言葉もAKB系列メンバーにとってはかなり重いはずだ。

   そのためか、総合プロデューサーの秋元康氏が11日朝、「努力が報われていないと思っている人へ」と投稿した。努力はいつ報われるかは分からない。これ以上できないぐらい努力しても報われない場合は「人のせいにしなさい」。NMBの場合、NMB劇場支配人やスタッフが悪く、最終的には総合プロデューサーの「秋元が悪い」とする。

   秋元氏は「今、スターになっている人」を20人ほど、オーディションで落としたり、プロデュースを断ったりしてきたといい、「僕の目は節穴です。 いや、みんな節穴なんです。 きっと、自分の能力、努力をわかってくれる人がいると思えばいいんです」と宥めた。「今は学業に専念して何年かして、また、NMBのオーディションを受けてみるのもいい」と薦めている。

   こうしたやりとりがファンの間でも話題になり、2ちゃんねるなどには「たかみなは『努力は必ず報われる』とは言い切ってない 人生をかけて証明中 証明終了はまだだよ」「中学生なのだから暖かく見送ってあげましょう!」といった書き込みが寄せられた。「芸能人、特にアイドルという職業は特殊だからな 生まれもったものと運が占める割合が大きい 努力が成功に結びつきにくい」と見るものもある。

   原さんのその他の投稿によると、NMBは卒業するが、老若男女に愛される芸能人になりたいという夢は変わっていない。「いつかこの夢を叶えるために芸能界に戻りたいって思っています それがいつになるのか分からないけどみづきは夢に向かっていきます」と書いていた。

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