福井県おおい町の関西電力大飯原子力発電所3、4号機を再稼働しないと、2012年夏の関西電力管内の電力が10年並みの猛暑の場合19.6%不足するとの見通しが出ていることについて、藤村修官房長官は「非常に厳しい状況だ」との認識を示した。2012年4月10日の記者会見で語った。
計画停電についても、「計画節電をしっかりお願いすることが必要だ」と話した。
一方、関西電力の岩根茂樹副社長は同日、「大飯原発3、4号機が再稼働しても、今夏の需給は昨夏より厳しい」との見方を示した。原発の再稼働が実現しても今夏の節電要請は避けられそうにない、とみている。12年夏の電力需給見通しを4月末までにとりまとめ、大阪府市エネルギー戦略会議で公表する考え。