今晩は何かあるとミニブログに張り付く
新華社から正式な情報が伝わる前、新浪微博は非常に不安定だった。
20時頃に、「共産党幹部の内では薄熙来氏処分の情報が周知されている」と、ハンドルネーム中国人民義勇隊万歳から発信されたが、その後すぐ消えた。他にもいくつかのそれをほのめかすかのような発言があったが、同じくすぐ消えた。
微博にはみんな張り付いた。今晩は何かあるという匂いがした。23時に正式の発表が出たときには、新浪はその情報を発信させないことを一生懸命にやっていた。
一方、23時06分に、こんな声が出た。中央の知らせに反発して、「これは公然と全国人民の知力に挑戦している。(党中央のいる)中南海はまったく暗黒化してしまった。悲しい」(李北方、23:31)。それは削除されていないのだ。
新浪はしばらく嘲笑いの対象となっていた。「新浪は今晩本当に面白い。キーワードの機能では、新華社の公式サイトのミニブログも削除してしまった」(韓松 23:24)。
「削除機能をもっといいものをいれないと」(斗勝布来王 23:35)と新浪に進言した人もいる。
民間企業のため、新華社のように国から事前に情報がもらえない。新浪の失態を、新華社が笑っていいのだろうか。もっとも、新浪の現体制では重大ニュースへの対応は不十分だ。秋の党大会に向けて、新浪はどのように改善していくだろうか。
(J-CAST北京)