橋下徹大阪市長は、関西電力の大飯原発(福井県)3、4号機の再稼働に反対する考えを改めて示した。
野田政権は大飯原発について、暫定安全基準に「おおむね適合している」として、再稼働に向け最終調整に入っている。
総選挙で国民が判断を
2012年4月9日にあった関係閣僚会合で、野田政権が大飯原発3、4号機の「安全性を確認」したことを受け、橋下市長は10日、「理解はできない」と改めて再稼働に反対する姿勢を示した。
また、電力需給問題について、「民主党政権は、国の専権事項と割り切ったのかもしれない」と橋下市長は指摘し、こうした民主党の姿勢について、次の総選挙で国民が是非を判断してほしい、との考えも述べた。
藤村修官房長官は、再稼働に地元同意は必ずしも必要ではない、との認識を示しており、橋下市長らが反発している。