あっけらかんとした様子で「大丈夫です」
記事を読む限りでは試合に出場し続けるのはリスクがあるのではないかという印象を受けるが、本当に大丈夫なのだろうか。
社団法人 日本アマチュアボクシング連盟の山根明会長に電話で問い合わせたところ、4月8日15時30分ころ、山崎さんが練習場所の奈良から東京へ帰るついでに連盟の大阪事務局を訪れたという。すでに週刊朝日に記事が出ることは聞いていたので、改めて直接、本人に聞いたら、「大丈夫です」と言っていた。
元気な様子であっけらかんとしていたが、きちっとした検査をしてみたらどうか、いまボクシングの五輪予選でカザフスタンにいる連盟の医事委員長・山口壮氏が、14日の夜に帰国するので、15日か16日にでも1度会って話をしてみては、と提案した。山崎さんは「わかりました」と言ったということだ。
もし検査の結果、異常が見つかったとしても、現時点ではその後の対応についてはなんとも言えないという。ただ、「ドクターがこれは危険ですと言ったら、連盟としては危険なものは出せない。ドクターの意見を尊重する」と話していた。結果を踏まえて、連盟の執行部会を招集して対応を決定するということだ。
山崎さんの所属事務所は脳の検査結果を把握していたのだろうか。していたならば、なぜそれを公表しなかったのか。問い合わせたところ、担当者が不在とのことで話は聞けなかった。