政府は2012年4月9日、大飯原子力発電所(福井県)について関西電力が提出した安全対策の工程表が「おおむね基準を満たしている」と発表した。
9日夜に開かれた4回目の関係閣僚会議で、免震重要棟の設置時期をこれまでの計画より1年前倒しして「2015年度」とするほか、時期を示していなかったフィルター付きベント装置の設置を「2015年度」と明記した工程表を検討した結果、野田佳彦首相を含む4大臣は政府が6日に決めた安全基準におおむね適合していると判断した。
野田政権は週内に関係閣僚会議を開き、大飯原発の運転再開の必要性について最終判断を行うとしている。