田中防衛相に「SAYONARA」 米軍基地で信じられない「仕打ち」

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野党からの厳しい質問になぜか「もしもし」

   北朝鮮のミサイル問題で神経質な時期に、防衛省トップが迷走発言を繰り返すようでは「国防は大丈夫なのか」と心配にもなる。ただ一方で、キャラクターとしては憎めない一面もありそうだ。

   4月3日の参院予算委員会での一幕、自民党の佐藤正久参院議員からの厳しい質問が続くと、答弁に立った田中防衛相は何を思ったか冒頭で「もしもし」と口にしたのだ。すかさず議場から「電話じゃないんだぞ」とヤジが飛ぶ。あまりにとぼけたひと言だったせいか、周囲は苦笑を通り越して大爆笑してしまうありさまだ。佐藤議員は同日のツイッターで、

「田中大臣の『もしもし』答弁(攻撃)には参った。委員会、委員長始め大爆笑、佐藤もツボにはまり、まともに質問できなかったほど。凄い攻撃方法だ!」

とぼやいた。

   「サヨナラ騒動」のあった6日、田中防衛相は齊藤治和航空総隊司令官から北朝鮮のミサイルに対して万全の備えをしているとの説明を受け、「緊張感を持って我々は対処していきたい」と記者団に語った。北朝鮮問題が終わっても、次は自民、公明両党が田中防衛相に対する問責決議案の提出を探っている。田中防衛相自身、当面は緊張を強いられそうだ。

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