2012年3月の薄型テレビの販売台数は前年同月に比べて56%減少したことが、市場調査のGfKジャパンの調べでわかった。同社が4月9日に明らかにした。
2011年7月に地上デジタル放送への移行が東北3県を除いて完了した後、同8月から8か月連続で前年割れとなった。家電エコポイント制度の終了前の駆け込み需要で、昨年3月が平年の2倍近い水準だったため、下落率は大きいが、「販売台数そのものは平年並みに戻りつつある」(GfKジャパン)と話している。
ただ、単価が大幅に下落しているため販売金額は落ち込んでいる。
なおGfKジャパンは、全国約4000の家電量販店の販売動向を調査している。