「空き駐車場」が目立つところが増える
都心の分譲マンションの場合、人気の住宅地では「駐車場不足」に悩んでいる例がないわけではないが、若者のクルマ離れや居住者の高齢化などを背景に、交通の利便性のよいマンションなどを中心に「空き駐車場」が目立つところが増えてきた。
なかには修繕費などの原資を確保できなくなるマンション管理組合があったり、また2012年4月からの電気料金の上昇などで管理費の遣り繰りに頭を痛めていたりする事情もある。
空き駐車場が活用できれば、収入が見込める。
日本駐車場開発は、「分譲マンションの管理組合からは以前から、空き駐車場の利用で相談を受けていた」と明かす。「マンションの立地条件や、駐車場設備によっても大きく変わってきますが、東名阪の中心部に最低で約1万2000台分の外部貸し需要がある」と、試算している。