橋下大阪市長ウォッチ
朝日新聞論説委員が夕刊で反論 橋下市長「天下の朝日から返信頂けるとはびっくりだ」

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   橋下徹市長が、朝日新聞の社説を批判したところ、朝日新聞の夕刊で論説委員が橋下氏に「逆襲」した。

   橋下市長は早速、ツイッターで「天下の朝日新聞の論説委員から直接返信を頂けるとはびっくりだ」と反応し、論説委員の名前を挙げ、「恵村さん、間違っています」と再批判を展開した。

「橋下さん、これでも朝日は狂っていますか」

   朝日新聞は2012年4月4日付朝刊の社説「小沢流 民主主義が泣いている」で、消費税増税をめぐり反対する、民主党の小沢一郎元代表グループを批判した。

   一方、橋下市長は4日深夜からのツイッターで、小沢氏を擁護し、朝日新聞を「狂っている」と批判した。J-CASTニュースも5日配信の「橋下大阪市長ウォッチ」で取り上げた。

   これに対し、朝日新聞の4月6日付夕刊のコラム「窓 論説委員室から」で、恵村順一郞氏が、「橋下さんへの返信」で反論した。

   民主党が、消費税増税をマニフェストに書かず、税率を上げないと言っていたのは、橋下氏の主張の通りだが、「そのことと、小沢氏らの言動は別の話だ」として、

「民主党でも大阪維新の会でも、党員なら政党として手順を踏んで決めた結論には従う。それが党内民主主義だ」

と指摘した。さらに、「その結論」を市民や野党、報道機関がチェックするのも「当たり前の民主主義」だとして、「橋下さん、これでも朝日は狂っていますか」と問いかけた。

橋下市長「まさにご都合主義そのもの」

   橋下市長のツイッターは4月6日昼ごろ、やはり消費税増税問題を中心に、「今の朝日と読売は、自分たちが正しいと思っていることをとにかく政治にやれと要求する。日本最大の圧力団体だ」などとつぶやいていた。

   18時ごろからは、朝日新聞の夕刊への反応が始まった。

「4月6日朝日新聞夕刊。僕のこのストレス発散のツイッターに、天下の朝日新聞の論説委員から直接返信を頂けるとはびっくりだ。恵村さん、間違っています。民主党内の手順を踏んだ決定が、そもそも有効か無効かを考えなければならない。その規範は、国民との約束であるマニフェストだ」

と朝日論説委員からの「返信」に驚きつつも、即座に再反論を展開した。党内民主主義より次元の高い問題があり、それは民主党による「マニフェスト違反」という指摘だ。

   以降、2時間程度の間に35ツイート以上の連続投稿を小刻みに続けた。一部を紹介すると、

(6ツイート略)「恵村さんは民主党の代表選の選挙結果を重視して、小沢先生に従うべきだと言う。では政権交代選挙の結果についてはどう考えているのですか?恵村さんは増税という結論先にありきなので、論理が破綻する。民主党の代表選を重視しながら、政権交代選挙は軽視する。まさにご都合主義そのもの」(以降、27ツイート以上略)

といった調子だ。「選挙で裏付けられたマニフェストの根幹部分を、民主党の内部手続きで全て変更できるという朝日新聞はやっぱり狂っている」とも書いた。朝日新聞論説委員からの再々反論はあるのだろうか。

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