「卒業した後の前田敦子がブレークする可能性はかなり低い」
現在国政に打って出ようとしている維新の会は「統治機構の作り直し」を政策として掲げている。地方分権化、首相公選制、廃止含めた参議院改革などで、どれも財政的な裏付けは特に必要のないものだ。
しかし、首相公選制実現には憲法の改正が必要で「制度設計は相当に難しい」。参議院に候補を送るとすれば、参院廃止のために議員になるという矛盾した状況になり「その正当化はかなり難しい」とする。
これら状況を考慮すると、
「今のところ、卒業した後の前田敦子がブレークする可能性はかなり低い。意外な形でブレークするかもしれないが、それはまだ未知数である。同じように、維新の会が整合性と実現性を兼ね備えた政策を打ち出し、それで国政に進出して、一定の成果をあげられる可能性は低い。アイドルが活躍できる場が狭まっているように、政治家や政党が活躍できる場は狭まっているのである」
と結んでいる。結論としては、前田さんも維新の会も今後の活躍は期待できない、ということのようだ。